尾道1泊2日モデルコース【車なし・一人旅】坂の町と鞆の浦をめぐる

千光寺山から見た尾道の町と尾道水道、千光寺山ロープウェイ 中国

本記事はプロモーションを含みます。

こんな悩みはありませんか
  • 尾道だけで2日間もつのか分からない
  • 坂道ばかりで疲れそう
  • 2日目にしまなみのサイクリングをこぐ自信がない
  • 新幹線と宿で全部いくらかかるか分からない

尾道は、東京から新幹線ののぞみと在来線で4時間ほどの港町です。坂の上の千光寺から見下ろす尾道水道と、猫の細道の写真を見て、行ってみたくなった人も多いでしょう。ですが、見どころは駅から歩ける範囲に集まっていて、1日目の午後だけで回れます。そこで2日目は、帰りに新幹線に乗る福山からバスで30分の港町、鞆の浦(とものうら)へ足をのばします。自転車をこがなくても、2日で港町を2つ歩ける組み方です。総額は約6万4千円です。

ユウ
ユウ

尾道って坂ばかりで疲れそうですし、2日目は何をすればいいんですか?

筆者
筆者

大丈夫ですよ。坂の上まではロープウェイで上がって、下りだけ歩きます。2日目は帰り道にある鞆の浦へ寄りましょう。

行き方、宿、2日間の予定、食事の店、総額までを1本にまとめました。金曜の夜に読んで宿を予約すれば、土曜の13時には尾道ラーメンを食べています。

尾道が車なしで回れる理由

千光寺山から見た尾道の町と尾道大橋

尾道の観光の記事には、レンタカーでしまなみ海道を渡る組み方もよく出てきます。ですが、尾道の見どころは、駅の東側の海と山にはさまれた細長い町に集まっています。坂の上の千光寺へはロープウェイがあり、商店街は駅前から東へ一本道です。車がなくても、乗り物はロープウェイだけで回れます。ここでは、車なしで回れる理由を3つにまとめました。

見どころは駅から歩いて1.5kmの範囲

尾道駅を出て東へ歩くと、すぐに尾道本通り商店街のアーケードが始まります。商店街は東へ1.5kmほど続き、その北側の山の斜面に千光寺や猫の細道、南側の海沿いに渡船の乗り場や飲食店が並んでいます。尾道ラーメンの店も、千光寺山ロープウェイの乗り場も、この範囲の中です。駅から一番遠い見どころまで、歩いて20分ほどです。路線バスもありますが、使わなくても困りません。

坂の上はロープウェイで上がり歩いて下る

千光寺のある千光寺山は、標高144.2mの小さな山です。ふもとの長江口から山頂へは、千光寺山ロープウェイが3分で結んでいます。運賃は片道500円、往復700円で、15分おきに出ています。上りだけロープウェイに乗り、下りは文学のこみち、千光寺、猫の細道とたどって歩けば、登り坂を歩くのは一度もありません。ロープウェイの往復とバスの1日乗車券がセットの「おのみちフリーパス」(1,000円)もありますが、片道しか乗らずバスも使わないこのコースでは、片道の500円で足ります。

宿は尾道駅の目の前に取る

宿は、尾道駅から歩いて70秒の「さくらしまなみホテル尾道駅前」に取ります。駅を出て海側へ渡ったところにあるホテルで、部屋の窓の外はすぐ尾道水道です。着いたらすぐに荷物を預けて身軽に歩け、2日目は駅まで1分で戻れます。土曜の1名でも、朝食付で1万2千〜1万8千円ほどで泊まれます。

さくらしまなみホテル尾道駅前楽天トラベル

今回泊まる宿(尾道駅から歩いて70秒)

さくらしまなみホテル尾道駅前

  • 土曜の1名・朝食付 12,460円から(1月・時期で上下)
  • 部屋の窓から尾道水道が見える(低い階は一部が隠れる)
  • 朝食はバイキング(尾道ラーメンも頼める)
  • チェックイン15時・チェックアウト11時
  • 楽天トラベルの評価 4.41(561件・2026年10月時点)

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東京から尾道への行き方

福山駅の新幹線ホームから見える福山城の伏見櫓

東京から尾道へは、東海道・山陽新幹線ののぞみで福山駅まで行き、JR山陽本線に乗り換えます。土曜の朝8時30分に東京駅を出れば、12時31分には尾道駅です。乗り換えは福山駅での1回だけで、在来線への乗り換えの時間は9分です。帰りは福山駅15時35分ののぞみに乗れば、19時すぎに東京へ戻れます。飛行機なら広島空港へ1時間20分ほどですが、空港から尾道駅まではバスと電車でさらに1時間20分ほどかかります。

行き方着く場所片道尾道駅まで
のぞみ+山陽本線(指定席)尾道駅(東京8:30→12:31)18,640円そのまま着く
飛行機(羽田→広島空港)広島空港(約1時間20分)直前は普通運賃で4万円台〜バスと山陽本線で約1時間20分

※新幹線と在来線の運賃・時刻はYahoo!乗換案内より(2026年12月の土曜・2026年10月時点)。

のぞみで福山へ行き在来線で20分

土曜の朝は、東京駅8時30分発の「のぞみ17号」が使いやすい列車です。福山駅に12時03分に着いたら、在来線の3番のりばへ歩き、12時12分の山陽本線に乗れば、尾道駅に12時31分に着きます。運賃は、乗車券11,330円とのぞみの指定席の特急券7,310円で、合わせて18,640円です。福山からの在来線の分も、乗車券の11,330円に入っています。のぞみは1時間に何本も出ているので、ゆっくり出たい日は、9時30分の「のぞみ21号」で13時31分に尾道に着く組み方もできます。

帰りの乗車券は尾道から東京まで1枚

帰りは、尾道駅から福山駅まで山陽本線に乗り、福山駅からのぞみで東京へ帰ります。2日目は福山駅で降りて鞆の浦へ寄るので、乗車券は「尾道→東京」の1枚を買っておきましょう。

ユウ
ユウ

帰りに鞆の浦へ寄るなら、切符は区切って買わないといけないんですか?

筆者
筆者

100kmを超える乗車券は、途中の駅で改札を出ても、その先の分がそのまま使えます。福山駅で降りて鞆の浦へ行き、戻ってきたら同じ乗車券でのぞみに乗れます。

特急券は「福山→東京」で買いましょう。指定席は、福山駅15時35分の「のぞみ172号」(東京19:06着)がちょうど良い時間です。

新尾道駅で降りないほうが楽

尾道には、新幹線の新尾道駅もあります。ですが、新尾道駅にはこだましか停まらず、駅は町の北の丘の上にあって、尾道駅まではバスかタクシーで10分ほどかかります。のぞみから福山駅でこだまに乗り換えても、尾道駅に着く時刻はほとんど変わりません。福山駅で在来線に乗り換えれば、尾道駅の目の前のホテルまで迷わず着けます。帰りの福山駅は鞆の浦へのバスの乗り場でもあるので、行きも帰りも福山駅を使いましょう。

宿は尾道駅70秒のさくらしまなみ

尾道駅前の渡船乗り場から見た尾道水道と向島

尾道で泊まるなら、駅前のホテルか、坂の途中の古い家を直した宿が候補になります。このコースでは、尾道駅から歩いて70秒の「さくらしまなみホテル尾道駅前」に泊まります。1日目に荷物を預けてすぐ歩きに出られ、2日目は朝の列車にすぐ乗れるからです。坂の上の宿は雰囲気がありますが、荷物を持って石段を上ることになります。駅前のホテルなら、坂道を歩くのは観光のときだけです。

部屋から尾道水道が見えるホテル

さくらしまなみホテル尾道駅前は、2021年に建った48室のホテルです。尾道駅の南口を出て、国道を渡った海側にあり、部屋の窓からは尾道水道と向島(むかいしま)が見えます。チェックインは15時から、チェックアウトは11時です。朝食は館内のレストランのバイキングで、別に頼めば尾道ラーメンやステーキも出してくれます。フロントで迎えてくれる、服を着せ替えてもらっているロボットの「さくらちゃん」も、このホテルの名物です。

楽天トラベルの口コミでは、部屋からの眺め、駅からの近さ、スタッフの対応をほめる声が多く見られます。ただし、低い階の部屋は、隣の建物の屋根で海が半分ほど隠れることがあります。テレビが古い型で、コンセントが少ないという声もありました。

宿泊者の口コミ
30代女性・一人

部屋からの眺めがとても良かったです!目の前に尾道水道と街並みが広がっているので、朝起きてカーテンを開けるのがすごく楽しみになりました。(中略)立地も良いので、お土産を置きに戻ったり、次の予定までに少し休憩できたりと、旅の拠点としても便利でした。

宿泊者の口コミ
40代男性・一人

部屋が広くて綺麗だったのと、窓からの景色が最高! 受付の方の対応も良く、一階のカフェも良かった。大満足でした。一人旅です。

宿泊者の口コミ
40代女性・一人

お部屋もシングルの割には満足な広さがあってとても良かったです。 一つ残念だったのは、窓から尾道水道が見えるのを楽しみにしていたのですが、3階だったのもあり椅子に座ったりベッドに座っている時は隣の建物の屋根で下半分くらいが隠れてしまったことです。

宿泊者の口コミ
30代男性・一人

朝食はビュッフェ形式で種類もそれなりでした。別途オーダーになりますが尾道ラーメンとステーキを用意してくれます。立地は駅前から見えるくらいの距離で、客室からは尾道の海が見られるため満足です。

※楽天トラベルの口コミ(2026年の宿泊)から、一部を抜き出しています。

土曜の1名と宿代の目安

宿代は、土曜の1名・朝食付で1万2千〜1万8千円ほどです。1月から2月は1万2千円台の土曜があり、11月の連休や催しのある週末は上がります。

ユウ
ユウ

駅前の人気のホテルだと、土曜に一人では予約できないんじゃないですか?

筆者
筆者

楽天トラベルで10月末から2月の土曜を15回調べると、12回は1名で予約できました。埋まっていた3回は、2名でも満室の日でした。

宿代とは別に、広島県の宿泊税が1泊200円かかります。チェックインの前とチェックアウトのあとは、フロントで荷物を預かってもらえます。

夕食は歩いて行ける海沿いの店で

ホテルは朝食だけなので、夕食は外で食べます。尾道駅から東の海沿いの道(海岸通り)には、瀬戸内の魚や牡蠣を出す店が並んでいて、ホテルから歩いて10分ほどです。このコースでは、牡蠣料理の「かき左右衛門(かきざえもん)」で夕食にします。休みの日や満席のときは、魚の和食の「あかとら」に切り替えましょう。どちらもホテルから歩いて行けるので、夜にバスやタクシーを使うことはありません。

店ホテルから夜の営業休み予算(1人)
かき左右衛門(牡蠣・瀬戸内の魚)徒歩約12分17:30〜21:30(土曜)火曜4千〜5千円
あかとら(魚の和食・カウンター8席)徒歩約10分17:30〜21:30日曜・月曜5千〜6千円

※営業時間・予算は食べログの店舗ページより(2026年10月時点)。

さくらしまなみホテル尾道駅前楽天トラベル

今回泊まる宿(尾道駅から歩いて70秒)

さくらしまなみホテル尾道駅前

  • 土曜の1名・朝食付 12,460円から(1月・時期で上下)
  • 部屋の窓から尾道水道が見える(低い階は一部が隠れる)
  • 朝食はバイキング(尾道ラーメンも頼める)
  • チェックイン15時・チェックアウト11時
  • 楽天トラベルの評価 4.41(561件・2026年10月時点)

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【1日目】坂の町と千光寺をめぐる

尾道水道の上を行く千光寺山ロープウェイ

1日目は、尾道駅に着いたらホテルに荷物を預けて、商店街を東へ歩きます。尾道ラーメンでお昼にしたら、ロープウェイで千光寺山の山頂へ上り、展望台から尾道水道を眺めましょう。帰りは、文学のこみち、千光寺、猫の細道と坂を下りながら、尾道らしい路地を歩きます。夕方にホテルへ戻ってチェックインし、夜は海沿いの店で牡蠣を食べます。上りはロープウェイ、下りは歩きで、歩く距離は合わせて4kmほどです。

時刻予定
8:30東京駅からのぞみ17号
12:03福山駅で山陽本線に乗り換え(12:12発)
12:31尾道駅に着き、ホテルに荷物を預ける
12:55〜13:40「壱番館」で尾道ラーメン
13:45長江口から千光寺山ロープウェイ
13:50〜14:20山頂の千光寺公園・展望台
14:20〜15:30文学のこみち → 千光寺 → 猫の細道
15:30〜16:15本通り商店街を歩いて駅前へ
16:15チェックイン・ひと休み
18:00〜19:30「かき左右衛門」で夕食

※新幹線と在来線の時刻はYahoo!乗換案内(2026年12月の土曜)より。

尾道駅に着いたら壱番館でラーメン

ホテルで荷物を預けたら、本通り商店街を東へ12分ほど歩き、尾道ラーメンの「壱番館(いちばんかん)」へ向かいましょう。しょうゆ味のスープに豚の背脂を浮かべた尾道ラーメンの店で、ロープウェイの乗り場の長江口まで歩いて5分の場所にあります。営業は11時から19時で、休みは金曜です。ラーメンは食べログのメニューで580円、名物の角煮ラーメンが950円。席は33席で、カウンターが7席あり、一人でも入りやすい店です。土日のお昼は行列ができますが、回転が早く、長く待つことはあまりありません。満席のときは、駅から歩いて10分ほどの「丸ぼし」(尾道ラーメン730円・水曜休み)に切り替えましょう。

背脂の浮いた尾道ラーメン

ロープウェイで千光寺公園の展望台へ

食べ終わったら、長江口の千光寺山ロープウェイの山麓駅へ歩きます。ロープウェイは9時から17時15分まで、15分おきに出ていて、山頂駅まで3分です。ゴンドラは千光寺の本堂のすぐ上を通り、窓の下に尾道の町と尾道水道が広がります。山頂駅の隣が千光寺公園の展望台「PEAK」で、尾道水道、向島、しまなみ海道の尾道大橋と新尾道大橋まで見渡せます。尾道の写真でよく見る景色は、この展望台からの眺めです。毎年12月には点検でロープウェイが休み(2026年は12月7日〜25日)、その間は長江口から坂道を歩いて30分ほどで上れます。上りを歩きたくない日は、尾道駅からタクシーで山頂の駐車場まで行けます。

文学のこみちと猫の細道を下る

展望台からは、坂を下りながら歩きます。最初は「文学のこみち」で、林芙美子や志賀直哉など、尾道にゆかりのある作家の言葉を刻んだ石碑が、岩の間の小道に並んでいます。下りきると、大きな岩の上に建つ千光寺の本堂です。朱色の本堂の舞台からも、尾道水道がよく見えるでしょう。千光寺から石段を下りて天寧寺の三重塔の横を過ぎると、細い路地の「猫の細道」に入ります。石に猫の絵を描いた「福石猫」が路地のあちこちに置かれ、本物の猫に会えることもあります。猫の細道を抜けたら、艮(うしとら)神社の前から商店街へ戻り、駅の方へ歩いてホテルへ帰りましょう。

【2日目】鞆の浦の港町を歩く

高台から見た鞆の浦の港と瀬戸内海

2日目は、朝食のあとチェックアウトして、山陽本線で福山駅へ向かいます。福山駅のコインロッカーに荷物を入れたら、バスで鞆の浦へ。江戸時代の港の常夜燈が残る港町を歩き、鯛の料理でお昼にしましょう。福禅寺の対潮楼(たいちょうろう)からは、座敷の窓の向こうに瀬戸内海の島々が見えます。福山駅へ戻ったら、駅の目の前の福山城を見てから、15時35分ののぞみで帰ります。福山駅が帰りの新幹線の駅なので、鞆の浦へ寄っても遠回りにはなりません。

時刻予定
7:30〜8:15朝食(館内のレストラン)
8:45チェックアウト
9:03尾道駅から山陽本線
9:23福山駅に着き、コインロッカーに荷物を入れる
9:30福山駅前からトモテツバス鞆線
10:00鞆の浦に着く
10:05〜11:05常夜燈・いろは丸展示館・古い町並み
11:10「鯛亭」に並ぶ
11:30〜12:20鯛の料理でお昼
12:25〜13:00福禅寺・対潮楼
13:14鞆港からバスで福山駅へ(13:54着)
14:00〜15:00福山城(福山城博物館)
15:35福山駅からのぞみ172号
19:06東京駅に着く

※時刻はYahoo!乗換案内(2026年12月の日曜)より。

福山駅から路線バスで鞆の浦へ

尾道駅9時03分の山陽本線に乗れば、9時23分に福山駅に着きます。福山駅には改札の中と南口の外にコインロッカーがあるので、荷物を入れて身軽になりましょう。鞆の浦へは、南口のバスターミナルから出る「トモテツバス鞆線」で30分、運賃は620円です。バスは日中は15〜30分おきに出ています。終点の鞆港で降りれば、目の前が港です。帰りのバスも同じくらいの本数があるので、帰りの時刻を決めずに歩けます。

常夜燈と対潮楼から見る瀬戸内海

鞆の浦は、潮の流れが変わるのを待つ船が集まった、江戸時代からの港町です。港には、1859年に建てられた石の灯台「常夜燈」が残っています。海の中の基礎から上までは12.1mあり、江戸時代の常夜燈では最大級の大きさです。まわりには石の階段の船着き場(雁木)が続いています。港のそばの「いろは丸展示館」(金曜〜日曜の10時〜16時30分・300円)では、坂本龍馬が乗り、鞆の浦の沖で沈んだ蒸気船「いろは丸」の話を見られます。お昼のあとは、港を見下ろす高台の福禅寺へ上りましょう。本堂の隣の「対潮楼」は、江戸時代に朝鮮通信使の宿にもなった座敷です。座敷に座ると、開け放した窓が額縁になり、仙酔島(せんすいじま)と弁天島が絵のように見えます。拝観は土日祝が8時から17時で、拝観料は300円です。

対潮楼の座敷の窓から見る弁天島と仙酔島

鯛亭の昼食と福山城を見て新幹線へ

鞆の浦の名物は、春に鯛網の漁が行われる鯛です。お昼は、常夜燈から歩いて5分ほどの「鞆の浦 魚処 鯛亭(たいてい)」で、鯛めしや鯛茶漬け、鯛の刺身の定食を食べましょう。鯛めしに刺身とお吸い物がつく「鯛めしDX」が1,800円ほどです。日曜のお昼は11時30分から15時までで、休みは水曜です。土日は開店前から20人ほど並び、12時半すぎに売り切れる日もあるので、11時10分には店の前に並びましょう。満席のときは、鯛亭から歩いて2分ほどの「千とせ」(11時30分〜15時・火曜休み)で鯛の定食を食べられます。13時14分のバスで福山駅へ戻ったら、北口を出て歩いて5分の福山城へ。2022年の築城400年に合わせて外観を江戸時代の姿に近づけた天守は、中が福山城博物館(9時〜17時・500円・月曜休み)になっていて、最上階の「天空の間」から福山の町を360度見渡せます。駅に戻ってロッカーの荷物を取り、15時35分ののぞみ172号で東京へ帰ります。

尾道1泊2日の費用は約6万4千円

しょうゆ味の尾道ラーメン

このコースの総額は、12月の土曜にさくらしまなみホテル尾道駅前へ朝食付で泊まる例で、約6万4千円です。いちばん大きいのは新幹線の往復で、3万7千円ほど。宿は朝食付で1万6千円ほどです。予算の3〜5万円より1万4千円ほど高くなりますが、そのぶん尾道と鞆の浦の2つの港町を、1泊で歩けます。1月から2月の安い土曜に泊まれば、総額は約6万円まで下がります。内訳は、交通費、宿代、食事と入場料の順に見ていきましょう。

項目金額
東京→尾道(のぞみ17号・指定席+山陽本線)18,640円
昼食(壱番館・ラーメン)900円
千光寺山ロープウェイ(片道)500円
さくらしまなみホテル尾道駅前(土曜の1名・朝食付)15,720円
広島県の宿泊税200円
夕食(かき左右衛門)4,500円
福山駅のコインロッカー700円
トモテツバス(福山駅⇔鞆港の往復)1,240円
いろは丸展示館・対潮楼・福山城1,100円
昼食(鯛亭・鯛めしDX)1,800円
尾道→東京(山陽本線+のぞみ172号・指定席)18,640円
合計63,940円

※宿代は楽天トラベルの土曜の料金(2026年12月)で、時期で上下します。昼食と夕食、ロッカー代は目安です。

交通費は往復で約4万円

東京から尾道までは、のぞみの指定席と山陽本線で片道18,640円です。往復の37,280円に、ロープウェイと鞆の浦へのバスの1,740円が加わります。尾道と福山の間の在来線は、新幹線の乗車券に入っているので、別にお金はかかりません。新幹線を自由席にすれば、往復で2,760円安くなります。11月の連休など繁忙期の土日は、指定席が片道200円上がります。

宿は朝食付で1万2千〜1万8千円

さくらしまなみホテル尾道駅前の土曜の1名・朝食付は、12月から2月はおおむね1万2千〜1万6千円台です。秋の連休や、尾道で大きな催しがある土曜は上がり、素泊まりでも3万円台の日や、満室の日もあります。日付を入れて、朝食付が1万6千円を切る土曜を選ぶと、総額が6万円台前半に収まります。宿代とは別に、広島県の宿泊税が1泊200円です。

食事と入場料で約9千円

朝食は宿に含まれるので、外で払うのは2日分のお昼と1日目の夕食です。尾道ラーメン、牡蠣の夕食、鯛めしで7,200円ほど。入場料は、いろは丸展示館、対潮楼、福山城で1,100円です。ロープウェイと合わせても、見どころにかかるお金は2日で1,600円ほどです。夕食を牡蠣フライ(957円)と茶漬けくらいにすれば、総額はさらに2千円ほど下がります。

尾道旅行のよくある質問

アーケードのある尾道本通り商店街

最後に、尾道の1泊2日でよく迷うところをまとめました。しまなみ海道のサイクリング、船で行く瀬戸田、広島や倉敷と一緒に回る場合、坂道と荷物、雨の日、季節の違いについてです。どれも、予約の前に気になりやすいところです。答えはどれも、このコースを少し入れ替えるだけで済む形にしました。体力に自信がある人は、しまなみの質問から読むと決めやすくなります。

しまなみ海道のサイクリングは入れられる?

入れるなら、2日目の鞆の浦を自転車に替えましょう。尾道駅前の「しまなみレンタサイクル」では、クロスバイクが1日3,000円、電動アシスト自転車が1日4,000円で借りられます。尾道から今治までは約70kmあり、一日中こいでも慣れない人にはきつい距離です。向島の渡船で島へ渡り、因島あたりまで走って引き返すくらいなら、半日で尾道駅へ戻れます。自転車はほかのターミナルにも返せるので、片道だけ走って船やバスで戻る組み方もできます。

船で瀬戸田の耕三寺へ行くなら?

自転車をこがずに島へ行くなら、尾道港から船で生口島(いくちじま)の瀬戸田へ渡れます。尾道港9時15分の瀬戸内クルージングの旅客船に乗れば、瀬戸田港に10時ちょうどに着き、運賃は1,500円です(Yahoo!乗換案内・2026年12月の日曜)。瀬戸田港から歩いて10分ほどの耕三寺は、白い大理石の庭「未来心の丘」がある寺で、拝観料は1,800円です。鞆の浦の代わりに入れるなら、帰りは船で尾道へ戻ってから福山へ向かいましょう。

広島・宮島や倉敷と一緒に回れる?

1泊2日で回るなら、尾道と、もう1か所のどちらかにしましょう。広島駅から尾道駅へは、新幹線と在来線で1時間ほど(2,510円)、倉敷駅から尾道駅へは山陽本線で1時間ほど(1,170円)です。3か所を回るなら、もう1泊足して2泊3日にしましょう。広島・宮島と倉敷の回り方は、それぞれの記事にまとめています。

坂道で疲れない?荷物はどうする?

このコースで歩く坂道は、ロープウェイの山頂駅から商店街までの下りだけです。石段が多いので、底の平らな歩きやすい靴で行きましょう。荷物は、1日目はチェックインの前にホテルで預かってもらい、2日目は福山駅のコインロッカーに入れます。大きなスーツケースだと、坂の路地や鞆の浦の細い道で引きにくいので、リュックか小さめのキャリーがおすすめです。

雨の日はどうする?

雨の日も、予定はほとんど変わりません。本通り商店街はアーケードがあり、駅から壱番館まで濡れずに歩けます。ロープウェイは雨でも動いていて、止まるのは雷や強い風のときです。雨で坂の路地を歩くのがいやな日は、山頂から同じロープウェイで下り、駅の西にある倉庫を直した複合施設「ONOMICHI U2」で、店やカフェを見て過ごしましょう。鞆の浦は対潮楼と鯛亭が屋根の下なので、2日目は雨でも予定を変えずに回れます。

季節で何が変わる?

コースはどの季節も同じで、変わるのは宿代と、一部の休みの日です。千光寺公園は3月末から4月初めに桜が咲き、ロープウェイに乗るまで15〜30分ほど待つ日があります。夏は坂道で汗をかくので、飲み物を持ちましょう。11月の連休は宿が上がり、満室の土曜もあります。ロープウェイは毎年12月に点検で休みます(2026年は12月7日〜25日)。鞆の浦では5月に、昔ながらの鯛網漁を見せる「観光鯛網」が行われます。

まとめ

福禅寺の対潮楼の窓から見た弁天島と仙酔島

尾道の1泊2日は、東京からのぞみと山陽本線で約4時間です。1日目は、尾道ラーメンを食べて、ロープウェイで千光寺山へ上り、文学のこみち、千光寺、猫の細道と坂を下ります。尾道駅から70秒のさくらしまなみホテル尾道駅前に泊まり、夜は海沿いの店で牡蠣を食べます。土曜も一人で、朝食付で泊まれました。2日目は福山駅からバスで鞆の浦へ行き、鯛めしと対潮楼の眺めを楽しんでから、福山城を見て15時35分ののぞみで帰ります。総額は約6万4千円です。今週末を瀬戸内の港町で過ごしたいなら、金曜の夜に宿を予約して、土曜の朝に出かけましょう。

尾道1泊2日のポイント
  • 東京から尾道までのぞみと山陽本線で約4時間
  • 見どころは駅から歩いて1.5kmの範囲
  • 千光寺山はロープウェイで上がり歩いて下る
  • 宿は尾道駅から70秒のさくらしまなみホテル尾道駅前
  • 土曜も1名・朝食付1万2千円台から
  • 2日目は福山駅からバスで30分の鞆の浦へ
  • 鯛亭は11時10分に並ぶ
  • 総額の目安は約6万4千円
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今回泊まる宿(尾道駅から歩いて70秒)

さくらしまなみホテル尾道駅前

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写真:Wikimedia Commonsより。「Onomichi city and ropeway from Senko-ji」HKT3012(CC BY-SA 4.0)、「Onomichi Bridge and Shin-Onomichi Bridge from Senkoji Temple」「Fushimi-Yagura of Fukuyama Castle from platform of Fukuyama Station (Sanyo Shinkansen)」「Mukaishima Dock and Onomichi Station Pier of Mukaishima Ferry」そらみみ(CC BY-SA 4.0)、「Senkōji Ropeway」redlegsfan21(CC BY-SA 2.0)、「View over Tomonoura harbour」Josep M. Gracia(CC BY-SA 4.0)、「Onomichi ramen」ノボホショコロトソ(CC BY 4.0)、「Onomichi ramen 20241202」Misei sen(CC BY-SA 4.0)、「Onomichi Hondori Shopping Street 9525」Miyuki hirai(CC BY-SA 4.0)、「Fukuzenji Fukuyama08nt3200」663highland(CC BY 2.5)、「Fukuzenji Sensuijima&Bentenjima」moderate8080(パブリックドメイン)。人の顔と看板をぼかし、文字を入れています。

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