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せっかくの土日に日光へ行こうと決めたのに、東照宮だけで終わるのか、中禅寺湖や華厳の滝まで足を伸ばせるのか分からず、計画が止まっていませんか。
- 車なしで東照宮の先まで回れるかの不安
- 浅草・新宿・新幹線どれで行くべきかの迷い
- まるごと日光パス廃止後の新しいフリーパスの分からなさ
- 泊まる場所の決め方
- 1泊2日の費用は3万〜5万円が目安

日光って東照宮だけ見て終わりですか?中禅寺湖とか華厳の滝も気になるけど、車なしだと厳しいですよね……。

実は東照宮も中禅寺湖も、路線バス1本でつながっています。宿さえ世界遺産エリアに取れば、1泊2日で両方回れますよ。
結論からお伝えします。日光は東照宮だけでなく、中禅寺湖や華厳の滝まで含めて、車なしの1泊2日で回りきれます。日光は東京から日帰りでも行ける距離のせいか、1泊2日でどこまで回れるかの情報が意外と整理されていません。
この記事では、行き方の比較、フリーパスの損得、宿選び、2日間のモデルコース、費用の総額までを一本にまとめました。
読み終えるころには、当日の行動がそのまま決まっているはずです。
日光が車なしで回れる理由

日光観光は「車がないと不便」というイメージを持たれがちです。実際には、世界遺産の社寺が集まる山内エリアに宿を取れば、東照宮・輪王寺・二荒山神社はすべて徒歩圏内。中禅寺湖や華厳の滝も路線バス1本で行き来できます。ここでは、車なしでも無理なく回れる理由を交通の実態から解説します。
世界遺産エリアに宿を取れば徒歩で完結
東照宮・輪王寺・二荒山神社が集まる「山内」エリアに宿を取れば、1日目の観光はすべて徒歩圏内で完結します。駅からバスで観光地へ向かい、また駅へ戻ってくるような移動が発生しない点が日光の特徴です。
中禅寺湖・華厳の滝へはバス1本
2日目に訪れる中禅寺湖・華厳の滝へは、東武日光駅から一般路線バスでアクセスできます。中禅寺温泉方面のバスは1日30本以上運行しており、日中はおおむね15〜20分間隔です。本数が多いため、時刻表を細かく気にせず行動できます。
東京から複数ルートで選べる
東京からのアクセスは浅草発の東武特急だけではありません。新宿発のJR直通特急、東京発の新幹線経由など、複数のルートから選べます。所要時間と料金の詳しい比較は、このあとの章で解説します。
東京から日光への行き方
日光への行き方というと浅草発の東武特急が定番ですが、実は新宿・池袋からも乗り換えなしで行けます。さらに最速を狙うなら新幹線経由という手段も。ここでは4つのルートを所要時間と料金で比較します。
浅草発の東武特急が本命
浅草から東武特急「けごん」「リバティ」などに乗れば、乗り換えなしで東武日光駅まで約1時間40分〜2時間です。本数が多く、東京都内からのアクセスでは最も選びやすいルートです。
新宿・池袋発はJR直通特急「日光」号
新宿・池袋発のJR直通特急「日光」号を使えば、栗橋でJR線から東武線に直通するため、こちらも乗り換えなしで東武日光駅まで行けます。所要時間は約2時間です。
最速だが最も高い新幹線ルート
東京駅から新幹線で宇都宮まで行き、JR日光線に乗り換えるルートが最速で、所要時間は約1時間35分です。ただし宇都宮での乗り換えが必須で、料金も4ルートの中で最も高くなります。
| 方法 | 出発地 | 所要時間 | 料金目安 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 東武特急(けごん・リバティ等) | 浅草 | 約1時間40分〜2時間 | 約3,050〜3,340円 | 乗り換えなし・本数も多い |
| JR直通特急「日光」号 | 新宿・池袋 | 約2時間 | 約3,900円 | 乗り換えなし |
| 新幹線+JR日光線 | 東京 | 約1時間35分 | 約5,410円 | 宇都宮で乗り換え必須・最速だが最も高い |
| 高速バス(東北急行バス) | 東京駅八重洲南口 | 約3時間30分 | 片道2,500円 | 現在運休中(再開日未定) |
運休中の高速バスと期間限定の新路線
東京駅八重洲南口発の定期高速バスは現在運休中で、再開日は未定です。一方2026年9月19日から、五稜バス「八重洲日光線」が新規開通しました。ただし日光江戸村止まりで東照宮のある市街地へは行けず、1日1往復・11月末までの紅葉シーズン限定という制約があります。行程には組み込みにくいですが、知っておくと役立つ最新情報です。
NIKKO MaaSフリーパスの損得

以前は「まるごと日光東武フリーパス」という紙のフリーパスがありましたが、現在は廃止され、スマホ専用のデジタルフリーパス「NIKKO MaaS」に移行しています。2025年6月には料金も改定されました。ここでは最新のパス内容と、このモデルコースでの損得を計算します。
まるごと日光パスからNIKKO MaaSへ移行
以前あった「まるごと日光東武フリーパス」は廃止され、現在はスマホ専用のデジタルフリーパス「NIKKO MaaS」に移行しています。
3種類のパスとその中身
浅草発の場合、NIKKO MaaSには3種類のパスがあります。いずれも浅草〜下今市の往復乗車券、下今市〜東武日光間のフリー乗車が共通で含まれ、3つの違いは、どこまでのバスが乗り放題になるかというエリアの広さです。世界遺産フリーパスは東照宮周辺の世界遺産めぐりバスのみが対象、中禅寺・華厳の滝フリーパスは中禅寺湖・華厳の滝まで、奥日光・湯元温泉フリーパスはさらに奥の湯元温泉までをカバーします。特急料金はいずれも別途必要です。
| パス名 | 有効期間 | 料金 | バス対象エリア |
|---|---|---|---|
| デジタル日光世界遺産フリーパス | 2日間 | 3,000円 | 世界遺産めぐりバス(東照宮周辺) |
| デジタル中禅寺・華厳の滝フリーパス | 4日間 | 4,500円 | 中禅寺温泉・華厳の滝まで |
| デジタル奥日光・湯元温泉フリーパス | 4日間 | 6,000円 | 奥日光・湯元温泉まで |
このモデルコースなら中禅寺・華厳の滝フリーパスがお得
浅草⇔東武日光の往復乗車券のみを買うと2,800円、これに中禅寺温泉までのバス往復運賃2,500円を足すと実費は5,300円になります。中禅寺湖・華厳の滝まで足を伸ばすこのモデルコースには、このパスが向いています。

NIKKO MaaSのパス、3種類もあってどれを買えばいいか迷います。

デジタル中禅寺・華厳の滝フリーパスは4,500円なので、実費より800円安く済みます。
宿は東照宮徒歩5分に取る

日光観光の宿は、大きく分けて日光駅周辺(世界遺産エリア)と中禅寺湖畔の2つがあります。中禅寺湖畔は高級リゾートホテルが中心で日光駅からバスで約1時間かかるため、このモデルコースでは東照宮まで徒歩圏の日光駅周辺の宿を選びます。
拠点は中禅寺湖畔ではなく世界遺産エリア
中禅寺湖畔は「中禅寺金谷ホテル」のような高級リゾートホテルが中心で、日光駅からバスで約1時間です。一方、日光駅周辺(山内エリア)なら東照宮まで徒歩圏で、手頃な宿や一人旅向けの宿も複数あります。1日目は徒歩で世界遺産を巡り、2日目はバスで中禅寺湖・華厳の滝を往復して同じ宿に戻る、というシンプルな行程が組めます。
夕食の選択肢が複数あるので素泊まりも選べる
日光駅周辺には、居酒屋くらのね、厨音KURINE、魚民、日光レストランえんや、西洋料理明治の館など、夕食の選択肢が複数あります。素泊まりで宿を取り、外食で夕食を済ませる組み立ても可能です。
東照宮徒歩5分のホテル清晃苑
今回は口コミ4.35(542件)のホテル清晃苑を採用しました。東照宮まで徒歩5分と、日光駅周辺の宿の中でも屈指の近さです。大浴場・露天風呂(15:00〜翌朝10:00)にサウナ(15:00〜23:00)も併設されています。1名1泊23,650〜25,850円(税込)でした。

東照宮に程近く、朝夕ゆっくり気持ちよく散歩できました。特別室でくつろげ、お部屋食でのんびり過ごせました。

東照宮まで歩いてすぐのロケーションが最高でした。露天風呂の寝湯がユニークで、ご飯も美味しくボリュームたっぷりでした。
【1日目】世界遺産の二社一寺を巡る

1日目は宿に荷物を預けたら、世界遺産に登録された「二社一寺」(東照宮・輪王寺・二荒山神社)を徒歩で巡ります。3社寺は隣接しているため、拝観順を気にしすぎる必要はありません。ここでは、それぞれの拝観料と所要時間の目安をまとめます。

旅館って、一人だと泊まれる部屋がないことが多いですよね。

1名専用の和室(バス・トイレ付)があり、夕食は日光名産の湯波料理や牛肉料理を含む和食会席、朝食は和定食です。
東照宮は境内拝観1,600円
日光東照宮の境内拝観券は大人1,600円です。表門から陽明門・拝殿・眠猫のある東廻廊・奥宮まで、境内をひととおり見て回れます。拝観時間は4〜10月が9:00〜17:00、11〜3月が9:00〜16:00で、受付は閉門30分前までです。
輪王寺は三仏堂と大猷院のセット券がお得
輪王寺は三仏堂(本堂)と大猷院(三代将軍家光の廟)の2エリアに分かれています。それぞれ単独で拝観すると400円・550円ですが、両方回るならセット券の900円のほうがお得です。所要時間の目安は1時間30分〜2時間です。
二荒山神社の本殿参拝は無料
二荒山神社は本殿にお参りするだけなら拝観料はかかりません。本殿の脇に広がる神苑(大国殿・樹齢700年のご神木など)に入る場合のみ、300円の拝観料が必要です。
【2日目】中禅寺湖と華厳の滝へ

2日目は、宿に荷物を預けたまま中禅寺湖・華厳の滝へ向かい、また同じ宿に戻ってくる日帰り行程です。東照宮のあるエリアから中禅寺湖方面へは、いろは坂を上る路線バス1本でアクセスできます。
バス1本でも渋滞に注意したいいろは坂
東武日光駅から中禅寺温泉までは、東武バスの路線バスで約50分です。いろは坂は上り専用・下り専用の2本の道路に分かれていますが、紅葉シーズンなどの混雑時は、通常20分ほどの区間が2〜3時間かかることもあります。バスも同じ道路を走るため、渋滞の影響を受ける点は覚えておいてください。
中禅寺湖畔を散策
中禅寺温泉バス停で降りると、目の前が中禅寺湖です。湖畔には二荒山神社中宮祠の大鳥居があり、散策だけなら無料で楽しめます。時間に余裕があれば、中禅寺湖遊覧船(一周1,400円、4月上旬〜11月30日運航)で湖を一周するのもおすすめです。
華厳の滝エレベーターで観瀑台へ
中禅寺湖からさらに少し歩くと、華厳の滝の入り口です。落差97メートルの滝を間近で見るには、エレベーターで観瀑台まで下りる必要があります。料金は大人600円、営業時間は3〜11月が8:00〜17:00、12〜2月が9:00〜16:30です。
1泊2日の総額は37,550円

ここまでの交通費・宿泊費・拝観料を、食費も足して合計します。フリーパスと特急を使う前提で計算していますが、特急を使わず普通列車にすれば、ここからさらに料金を抑えられます。
交通費は7,800円が目安
内訳はすでに見たとおりです。中禅寺・華厳の滝フリーパス4,500円に、浅草⇔東武日光の特急料金往復(けごん・リバティの最安値)約3,300円を足すと7,800円です。特急を使わず普通列車にすれば、さらに料金を抑えられます。
宿泊費は23,650円
ホテル清晃苑の1名専用和室(2食付き)は、1名1泊23,650円〜でした。夕食は湯波料理を含む和食会席、朝食は和定食で、これ以上の食費はかかりません。
拝観料と華厳の滝で3,100円
東照宮1,600円、輪王寺の三仏堂・大猷院セット券900円、華厳の滝エレベーター600円を合わせると3,100円です。二荒山神社の本殿参拝は無料なので、ここには含めていません。
食費を足すと総額はこうなる
最後に昼食2回分の食費、3,000円を足して総額を出します。1泊2日の総額は37,550円で、予算3〜5万円にしっかり収まります。
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 交通費(フリーパス+特急料金) | 7,800円 |
| 宿泊費(ホテル清晃苑・2食付き) | 23,650円 |
| 拝観料(東照宮+輪王寺セット) | 2,500円 |
| 華厳の滝エレベーター | 600円 |
| 食費(昼食2回) | 3,000円 |
| 合計 | 37,550円 |
日光旅のよくある質問

最後に、日光へ車なしで行くときによく出てくる疑問をまとめます。実際に調べて分かったことと、公式に公表されている情報をもとに回答します。
日光は車なしでも回れますか
回れます。東照宮・輪王寺・二荒山神社は宿から徒歩圏、中禅寺湖・華厳の滝も路線バス1本でアクセスできます。世界遺産エリアに宿を取る1拠点滞在型なので、車なしでも移動に困りません。
東京から日光まで何時間かかりますか
浅草からの東武特急で約1時間40分〜2時間です。最速は東京駅から新幹線で宇都宮を経由するルートで、約1時間35分です。新宿・池袋発のJR直通特急「日光」号なら約2時間で行けます。
1泊2日の予算はどのくらいですか
1名あたり37,550円が目安です。内訳は交通費7,800円、宿泊費23,650円、拝観料2,500円、華厳の滝エレベーター600円、食費3,000円です。
NIKKO MaaSはどこで買えますか
NIKKO MaaSはスマホ専用のデジタルフリーパスで、専用のWEBサイトから事前に会員登録して購入します。当日は駅の窓口に行く必要はなく、スマホの画面を見せるだけで利用できます。
一人でも泊まれる宿はありますか
あります。この記事で紹介したホテル清晃苑には1名専用の和室があり、1名1泊23,650円〜で予約できました。
日帰りでも楽しめますか
東照宮だけなら日帰りでも十分楽しめます。ただし中禅寺湖・華厳の滝まで足を伸ばすと、いろは坂の移動だけで往復2時間近くかかるため、1泊2日にしたほうがゆったり過ごせます。
まとめ

日光は、車がなくても世界遺産から中禅寺湖・華厳の滝まで楽しめる観光地です。東照宮周辺に宿を取れば、1日目は徒歩、2日目はバス1本で、1拠点から2日間を組み立てられます。
この記事の要点を振り返ります。
- 宿は東照宮徒歩5分のホテル清晃苑、1名専用の和室あり
- 中禅寺・華厳の滝フリーパスで実費より800円お得
- 1日目は東照宮・輪王寺・二荒山神社を徒歩で
- 2日目はいろは坂経由のバス1本で中禅寺湖・華厳の滝へ
- いろは坂は紅葉シーズンの渋滞に注意
- 予算の目安は37,550円
旅程を決めるうえで最初に固めるべきは、行きの交通手段と宿の2つです。この2つさえ押さえれば、あとは現地で歩きながら決めても十分に間に合います。
ホテル清晃苑は口コミの多い人気の宿です。日程が決まっているなら、空室状況を先に確認しておくと安心です。週末の予定が空いているなら、次の土曜に出かけてみてはいかがでしょうか。



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